歯周病

歯を失っている人のほとんどが歯周病からです。

歯周病とは何でしょうか?
歯周病とは歯の病気ではなく、歯の周りの歯周の組織の起こる病気(感染)の総称です。
また最近では歯周病がさまざまな病気に関係していること分かってきています。糖尿病、心臓病などとも、非常に深い関係があることが分かっています。
たとえば、最近の研究では、歯周病を患っている人は、 そうでない人の三倍の確率で心臓発作を起こすとも言われています。

歯周病の治療は、歯に付いた汚れ(特に歯石:長期間付着していた汚れが固まってできた石)を取り除き、それ以上炎症が広がるのを防ぐと共に、歯周病菌によって傷んだ歯ぐきを正常な状態に戻すことが目的です。
そして、そのため の手段(治療法)はいくつか有りますが、最も適切な方法を決定するために術前に歯ぐきの検査をします。

歯周病の予防

1. 歯みがきと歯石除去

歯周病には、まず精密な検査を行い、現在の歯ぐきや歯槽骨の状態、歯周病を悪化させる要因の有無などを分析し治療計画立案を 行います。
まずは原因除去が重要ですから、歯みがきの練習を行います。歯みがきをすることにより、歯ぐきの炎症が減少します。
痛んで出血 しやすい歯ぐきも正しく歯みがきをすることにより、かなり引き締まってきます。歯ぐきの中の歯石が見えやすくなり、歯石除去が効果的に行えるようになりま す。
歯石を取ると歯石の表面や内部の細菌が減り、さらに歯ぐきが引き締まってきます。この治療を定期的に全ての歯に行います。

2. 修復物や咬み合わせのチェック

歯みがきと歯石除去で歯ぐきの状態はかなり良くなりますが、これだけではすぐに再発することがあります。
歯 垢がつきにくい、また歯垢を取りやすいお口の環境にする必要があります。たとえば、適合の悪い修復物などは除去しなければなりません。
異常な咬み 合わせがあると変な力がかかって、歯槽骨が吸収しやすくなるので咬み合わせの調整も必要です。
このような歯周基本治療によって歯ぐきの状態は改善 し、ある程度安定した状態が得られます。
この時点で再度精密な検査を行い、状態がよければメンテナンスに移行します。また、薬品により炎症や歯周 病の進行を食い止めます。

3.歯周外科処置

歯周基本治療を行っても深い歯周ポケットが残っていると、歯ブラシが届かず再発の危 険がありますので歯周外科治療を行うことがあります。
歯周外科治療を行うことにより、歯槽骨の形態をよくしたり歯周ポケットを減らすことができ、清掃しやすい環境ができます。
また、健康保険の対象外になりますが、症例によっては歯周組織再生療法によってある程度、歯槽骨や歯ぐきを再生することができます。
このような歯周外科治療を行ったあとも精密な検査を行い、治療効果を確認します。

4.メンテナンス

歯周病は細菌(バイオフィルム)の感染により、非常に再発しやすい病気です。しかし、細菌(バイオフィルム)の感染さえなければ病気にはなりません。このため毎日のご本人のお手入れと、定期的な歯科医院でのチェック、クリーニングが必要となってきます。メンテナンスの期間は病気の状態や個人差がありますが、年に最低1~2回のメンテナンスが必要と考えられます。

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